さまよう魂たち
製作総指揮ロバート・ゼメキス、監督ピーター・ジャクソン、主演マイケル・J・フォックスと豪華な顔ぶれにも関わらず、なんともうさん臭さの漂うB級作品だった。雑多な登場人物たちの必然性なきドタバタ劇。色んな要素が詰め込まれた物語だけど特に印象に残るものはないっていう。
ダニー・エルフマンによる大仰なBGMが萎えた。『マーズ・アタック!』のバカバカしさに豪勢なサウンドは逆に合ってたけど、この作品はチープな音の方がぴったりきたと思う。
ストーカー
ロビン・ウィリアムス扮するDPEショップの店員が、お得意さんのヨーキン一家に妄執するお話。ストーキングされる被害者側の家庭の、夫婦仲が悪いとこが良かった。仲が良く、一丸となってる家族よりも話に奥行きが出てたと思う。
画の構図や色彩、小道具なんかが非常に凝っていて、なかなか面白いサスペンスだったです。
ミリオンダラー・ベイビー
うわーちょっとこれはすげえなあ……。圧倒的。観ていてこうまでに、狂おしいっつーかなんつーか、心掻きむしられる感覚に襲われた映画は初めてかもしれない。ヒラリー・スワンクの表情とか、もう卑怯というか洒落にならないというか、そんなもん心揺さぶられるわ。もうたまらんわ。アホか。やりすぎじゃボケ。とにかく面白かった。面白かった。