プレミアムステージで。 宗田理のぼくらシリーズに、ちょっとオシャレなパッケージングを施した感じかしら。青春映画の皮をかぶった少年映画。あと最近、シリアスドラマの皮をかぶりつつ実はコメディっていう映画をたまに観るが、これは逆に笑わせる気満々で…

うおこれおもしれー！ 善玉は死ななくて悪玉は死ぬ超お気楽アドベンチャーなんだが、この娯楽性の高さはすげーレベルに達してると思う。アメリカ特有のおおらかなエンターテイメント精神が炸裂してる。スティーヴン・ソマーズ万歳。チビミイラなどCGのアンリ…

駄目サスペンス。登場人物に魅力がなく、中だるみがあり、どんでん返しが弱かった。登場したときから、こいつ怪しいなー、と思った奴がそのまんま犯人だった。しょぼいサスペンスって端からしょぼオーラが出ちゃってるからきつい。しょぼオーラが出てなけれ…

スター・ウォーズ一作目（時間軸では四番目）の特別篇。「スラムダンク」や「ドラゴンボール」の5巻までくらいって、それ以降の白熱したスペクタクルから比較するとなんとものどかな雰囲気が漂ってるけど、このスター・ウォーズ第一作もちょうどそんな感じ。…

慈善活動は立派だが、つまらない映画を作るのは良くないこと。エンターテイメントとしてはちょっときつい出来だった。 撮るのに苦労が多かっただろうなー、とか余計な心配はたくさんできたけど、肝心のストーリーはどうにもぼやけた印象。大好きなジェームズ…

すっかりお馴染み、恋人の生死による別れがテーマのラブストーリー。そのジャンルしかり、細かな、前フリ→オチ形式を積み重ねて、大きな流れを作っていくのも、「ゴースト ニューヨークの幻」と同じ。……なのだが、非常にハイセンスな「ゴースト」とは違い、…

日曜洋画劇場。 儒教の精神を持った中国人をアメリカナイズさせて、めでたしめでたし……というストーリーがおまけとして付いてるジャッキー・チェンのアクション映画でした。ぶっちゃけ大して集中せずに見ていて、ジャッキー・チェンとオーウェン・ウィルソン…

リズムが何回か急転するのが見てて疲れる。冒頭と無人島のシーンはゆったりと進むが、その間のフェデックスで働いてるシーンはかなり早い。 ロバート・ゼメキス（責めキスって変換されたエロい）は、モノローグで進むこういった話は向いてないのではないか。…

1989年作品。赤川次郎原作。金子修介監督。ドタバタコメディ。宮沢りえが、自分の祖父が経営してる会社の新社長に伊藤智恵理、副社長に中山美穂が抜擢されたのを見て「ゲロゲロ！」って言ってた。 生き方に“既定路線”というものがあった時代の映画。OLたちは…

なんだこの女々しくて臭い邦題。鼻が曲がる。原題「The Spitfire Grill」のままでいい。非常にセンスの悪い邦題がもったいなく感じる洒落た映画だった。あ、でも女々しさは映画からも感じた。しかしジェームズ・ホーナーの音楽の良さったらないね。それに微…

おもしろ〜い。インディ・ジョーンズばりのおもしろアドベンチャーだった。エヴリン役のレイチェル・ワイズ可愛らしいし。娯楽としてすごくレベル高い。どれもベタで、斬新なものはないけど、ワクワク感演出の腕は相当なもんではないか。素晴らしい。ただ10…

現代の全寮制高校を舞台に、シェイクスピア「オセロー」をモチーフとして、人間の嫉妬を描いた映画。 バスケットボール部に所属する主人公ヒューゴが、同部の花形オーディンに対しての嫉妬から企てた彼を破滅に追いやる作戦は、序盤ことごとく巧くいくが、ラ…

英国保守党の要職につく男が、息子の婚約者に惹かれて、破滅していくお話。ううーん、つまらない。とゆーか、面白味の在り処がわからん。 オッサンのエロはまだわかんないみたい。脳で味わう官能ばかり先走ってて、チンポが置いてけぼりというか。現代的な精…

カメラアングルが説明過多で萎える。正面に撮られながら、恐竜に怯える表情をつくるジュリアン・ムーアなどなど、なんとも陳腐。しっかり作りこんだCGによる恐竜の質感・巨大さだけで、見るものにちゃんと恐怖と迫力を与えられてるのに。もったいない。 さら…

金曜ロードショー。 ジェリー・ザッカー監督だけあって、絵にユーモアがあるし、ネタ振り→活かし、の進展がしっかりしてて実に気持ちいい。とてもわかりやすいけど押し付けがましくない。理想的な娯楽作品。 なるほどこのアイデアはコメディにするより、シリ…

退屈だ。絵が退屈。ストーリーが退屈。T.REXなど使用BGMの意図が不明。まあ、意図なんてなくたって構わないけど、あんまりはまってなかった。あと主役の子のダンスが普通。ダンスシーンはハッとさせられるレベルのものがないと成り立たない映画じゃないのか…

悪ノリってのは人を笑わすためにやるもんであって、悪ノリのための悪ノリは幼稚でつまんない。1の方が好きでした。アメリカ人のパロディによる笑いのレベルの低さは相当なもんだわさ。パロディ以外の要素はまあ普通。悪くないけど良くもない。特にナシ。 大…

30分頃の激しく揺れる船の中で、ピアノのストッパーを外して演奏するシーンの美しさたるや。前フリとなってる台詞も一気に使ってしまいたたみかける。 人生のすべてを船の上で過ごしたピアニストの話。この設定で色んなネタが思い浮かぶが、厳選したエピソー…

ものすごくシンプル、というかありがち、というか手垢のつきまくった展開を用いて、ジェット・リーのかっちょいーアクションを見せてくれた。よかったっス。梅雨も吹っ飛ぶっスよ。 ちょっと詰め込みすぎかも。三つのアクション・シーンを並列に見せてくとこ…

番組予告でえらく期待してしまった。つまんなかった。テリー伊藤らの演出のえぐさが空回りしてた。綺麗な思い出のままがよかったかもしれないわね……。 それはともかく橋本ー！ 5年前くらいまではプロレスファンで、新日本プロレス（当時所属）の会場にも何度…

1960年フランスの映画。フランソワ・トリュフォー監督。 なんかすっとぼけてる。これはユーモアなのか、はたまたヘタクソなだけなのか。ぜんっぜん入り込めなかったなあ。ストーリーは結構残酷。ヨーロッパらしい悲劇。でもなんも伝わってこないんだよなー。…

「炭坑は僕の人生じゃない 僕は宇宙に行く」 泣いた泣いた。炭坑の町で生を受けた4人の少年たち。生まれで人生が決まる環境の中で、ロケット制作でそれに必死に抗う姿を追ったお話だ。besed on true story. いやー、泣いたわー。アメリカこんなんやらせたら…

パトリス・ルコント監督作品。ムードがいい。ごくたまに使われる音楽もいい。過少とも思える演出だが、ここぞ、というところで的確に使われている。唐突にも思える場面転換の飛ばし方が気持ちいい。 ラスト、主人公二人を並列に描いて、物語の終末へ突き進む…

木曜洋画劇場。 うお、おもしろーい。俗悪で最高。そもそもフレディとジェイソンを戦わせようって発想自体が俗悪だし、見せ方も俗悪で最高。典型的ホラー演出を駆使して、怖いシーンがくるぞ〜……くるぞ〜……っていうワクワクドキドキ感をくどいほど出しまくっ…

う〜ん。大学の映画サークル作品の進化形みたいな。登場人物は寺島しのぶと大森南朋のほぼ二人だけ。二人とも上手なんだけど、いかんせん映画として閉鎖的すぎる。そしてここまで閉鎖的だと、深みある描写に辿りつけなかったりする。 作品は神の視点があった…

大阪を舞台にしたアメリカンアクションもの。舞台が東京の「ロスト・イン・トランスレーション」でのソフィア・鼻糞・コッポラによる腐れ視点とは違って、作り手の日本への愛情・敬意を感じられるのがよかった。松田優作かーっこいー。彼の作品をしっかり見…

ハラハラドキドキのパニックアドベンチャーで楽しかった。もう本当にハラハラドキドキで。ねえ。 ただ、愚かなことをしてしまってその結果酷い目に遭う、というパターンが多かったのはいただけない。そーゆーのイライラする。酷い状況の中を叡智と勇気ある行…

とてもいいムード。サスペンスとして見るとちょっと弱いが、中世ヨーロッパの修道院が醸しだす怪しげなムードはかなりいかしてる。閉鎖的な空間の息苦しさが伝わってくる質感を持っていた。 クリスチャン・スレーターがはまり役で、“現在から見る中世”のイメ…

地味。緊張と緩和のタイミング等、感情の喚起させ方は上手なれどあまりに教科書通りで、パンチが効いてない。キャスティングが「24」とかぶってるし、ストーリーもそれなりで、良質のTVドラマに見えた。2時間は必要ない。90分以内に収められたと思う。 テー…

見終わった後にあらすじを思い返してみると、これがとてもよく出来たお話で、よく練られた上質ハートウォーミングコメディのように思える。が、見てる最中、こちらに訴えかけてくるものはなかった。 たぶん上品すぎるからだと思う。たしか「セブン」の中に、…