2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

マドレーヌ

深夜テレビで。これすごい面白かった。 十二人の女の子がとっても仲良く暮らしている寄宿舎。ある日そこを理事長が売却しようとしているとの噂が! それを聞いた少女たちと、寄宿舎の隣に住んでるわんぱくペピート、それにペットのワンちゃんは、下見に来た…

ガールファイト

荒んだ環境にある不良少女が、ボクシングに打ち込むのは逃避でなく、建設でなければならない。結局中途半端なまま終わる人間ドラマなんかより、彼女のボクシング技術の向上ぶりをもっと時間を割いてしっかり見せるべきだったと思う。 試合のシーンも迫力に欠…

愛してる、愛してない…

冒頭はオシャレな映像とポップで楽しいBGMで、あら素敵とか思ってたらいつのまにかサスペンスになってた。あれまあ。ジャケ借りで、なんの前知識もなかったからびっくりした。『アメリ』の主演女優オドレイ・トトゥが狂気のストーカー女を演じてるわけだが、…

エグゼクティブ・デシジョン

日曜洋画劇場。 スティーヴン・セガールはんが出演してるんやし、B級アクションものっつっちゃってもええんやおまへんやろか。いまいちあか抜けないオーラが出てたし。 んで、B級アクション映画のテレビ放映、しかも吹替なんてのは、カウチポテトでお気楽に…

プリティ・ウーマン

恋する乙女になりきって、こんなのって素敵だわ〜(はぁと)と見るのが正解のラブストーリーだが、おいどんは日本男児ばってんそうはいかんですたい。しかしおいどんが見ても、これはよく出来てた。なかなか面白かったでごわすよ。 15年前の作品だが、主演の…

欲望

冒頭で登場人物の人となりを工夫のないナレーションで処理してしまってて萎えた。その後もドロドロした人間関係や心理描写を踏み込んでは見せてくれないし、エロシーンも全然エロくないし、どうにもこうにも。全部中途半端でいったい何がしたいんだか。 主役…

スコーピオン・キング

『ハムナプトラ2 黄金のピラミッド』の冒頭に出演していたザ・ロック扮するスコーピオン・キングを主人公にした企画番外編。『ハムナプトラ』の過剰なほど盛大なエンターテイメント精神と比べちゃうとアイデアの詰め込み量が明らかに少ないし、娯楽として一…

屋根裏の散歩者

猟奇的で耽美派でおどろおどろしくて、なんかいい感じ。そういった妖しげな絵が撮りたかっただけみたいで、ストーリー運びなんかはかなり雑。ちょっと気になる部分もあったけど、まあ雰囲気物だし、酒でも飲みながらニヤニヤヘラヘラと見るべし。 嶋田久作が…

60セカンズ

日曜洋画劇場。 困ったな。別に感想ない。まったくない。アメリカの大味なカーアクション映画です。カーマニアの方は楽しめたんじゃないでしょうか? そうですか、それは何よりです。夏ももうすぐ終わりですね。 さて無理矢理感想をこねくりだす。アンジェリ…

ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々

金曜ロードショー。 でた。続篇ならではの仲間内の悪ノリ。アメリカのシリーズ物コメディはすぐこれだよ。こういうの見ると、アメリカってのも閉鎖的なムラ社会なんじゃねえかと感じる。バランス感覚に欠け、他者に見せるための工夫がない。仲間内の笑いだか…

ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合

木曜洋画劇場。 前に字幕で見たことあったけど山寺宏一うまいなあ。より楽しめた。アンタッチャブル柴田も吹き替えやってて、上手だった。 BGMの盛り上げとかベッタベタで気持ちいい。エディ・マーフィーの全盛期の作品で一人七役やってたり、彼のパーソナリ…

二重誘拐

これが去年公開された映画だとは驚き。すげー古臭い。映像も、物語も。コロンボみたいな雰囲気。 しかしこの邦題はいったいどういうつもりなのか。ひとつ大きなトリックを使ってるんだけど、それはこの思わせぶりなタイトルとはまったく関係なく、誘拐に関し…

ドリームキャッチャー

スティーブン・キングは自分の中に抱え込んでいる怖れを書いている。その恐怖を書くための設定に、非常にキャッチーな舞台や、また怪物・超能力などに関する優れたアイデアを豊富に盛り込んでるので、ついつい映像化しても面白くなりそうな気がしてしまうん…

チェンジング・レーン

偶然の事故に遭ってしまった初対面の二人が、大切な書類を巡っててんやわんやするお話。映画の大半は、書類を置き忘れた奴とそれを拾った奴が、ひたすら大人げない嫌がらせをやり合ってる。これドリフとかでありがちな、ベタベタなコメディの設定だと思うん…

サハラに舞う羽根

一人の男が失ってしまったプライドを取り戻すまでの苦闘を描いた物語。絵は綺麗だし、考えさせられるテーマを扱ってるんだけど、どうにも訴えかけてくるものがない。ピンとこない。 日本人にとっての「誇り」と、欧米人の言う「プライド」は似て非なるものの…

GODZILLA ゴジラ

日曜洋画劇場。 1998年の公開当時かなりの悪評判が流れてたことをうっすら記憶しているが、なるほどこれはヒドイ。古くからのこのシリーズのファンの方々は、オリジナルとかけ離れたゴジラの造詣や素早すぎる動きに対して主に難色を示してるみたいだが、単純…

バンディッツ

きつかった。監獄内でバンドを組んでいる厄介なオバサン四人組が主人公なのだが、作品内に客観的な視点がなくて、実にえぐいものになっちゃってる。「17歳のカルテ」も精神に問題を抱えた女の子たちの話だけど、彼女らを外部からの視点で捉えた客観性があっ…

61*

1961年、ニューヨークヤンキースのロジャー・マリスが、34年前にベーブ・ルースが樹立したシーズン最多本塁打60本の記録を抜き去るまでの苦難を描いた作品。 ロジャー・マリスはインディアンスからトレードされてきた外様選手で、ミネソタ出身の田舎者で、マ…

シベリア超特急2

また見ちった。 前作は腰を抜かすほどつまらなかったが、今作はうなだれちゃうほどつまらない。ちょっぴりまともになっちゃってる。 しかし緊張感のないダルダルの空気は健在。でも扱ってるのは戦争と殺人事件。そしてこれを撮ってるのは今までに膨大な数の…

ラストサマー2

木曜洋画劇場。 ホラー映画だけど楽な気分で見れる。前作と違ってシーンごとの有機的なつながりがあったけど、まあ、つながってたからなんだっていう。問題はそれ以前だった。ホラー要素は、笑いで言うとダジャレみたいなしょうもない怖がらせ方ばかり。苦笑…

ツイステッド

オープニングと、あとエンディングのスタッフロールがかっこいい音楽と映像でいかしたムードを醸し出していて、とてもよかった。しかし、その中間がものすごく凡庸だった。ふっつ〜。普通すぎるミステリ。犯人予想せずに、ポケーと見るタイプなので見破れな…

テープ

本作の監督リチャード・リンクレイターが、大大大好きな「スクール・オブ・ロック」の監督だと知って驚いている。これは糞つまんなかった。この2年後に超名作を撮ることになるとは。人間て化けるねえ。 モーテルの一室を舞台にした(結局カメラはそこから一…

奇人たちの晩餐会

フランスのコメディ。最初の10分くらい、いかにもフランスぽいひねくれた話だなーと思ってたら、時間が経つにつれ、どんどん凡庸なものになってってしまう。中盤はミスター・ビーンみたいなドタバタ劇になって、終いには松竹新喜劇的な、笑えつつもホロリ………

マスク・オブ・ゾロ

痛快だー。めちゃめちゃシンプルなストーリーに、アントニオ・バンデラス、アンソニー・ホプキンス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの豪華キャストがバッチリはまってた。オープニング10分くらいのゾロなんて、かっこよすぎてもはやヒーローコントだし、超面…

ベッカムに恋して

躾の厳しいインド人家庭の堅苦しい環境の中、女の子が親の目をかいくぐりながらサッカーに打ち込むって設定で、既に勝ってる。周防正行監督の「シコふんじゃった。」や、「Shall We ダンス?」と同種の設定の妙を感じた。そんな魅力的な設定を思いつけば、あ…

パーフェクト・ストーム

ラストまでは面白かった。が。 完全なるネタバレを書きます。これは実話を元にした巨大嵐に襲われる漁船の話なのだが、前半のまだ嵐に襲われる前は、漁師たちの男っぷり炸裂のすげえかっこいいエピソードが収められている。喧嘩してる奴が海に落ちたときに、…

ラストサマー

木曜洋画劇場で。「最終絶叫計画」の元ネタとしてお馴染みの作品。俺にとっては。 ジャンルはアメリカンB級青春ホラー。しかし呑気で楽天的で間抜けな主役の若者たちのパーソナリティに見事に魅力がない。女は巨乳でモラリストでバカ。男はマッチョで直情的…

シベリア超特急

おれはシベ超がテレビでやってるとつい見ちゃう病である。辛い病気だぜ……。 しかし何度見ても新たな発見がない。ホモ中年たちの学芸会。この緊張感のなさ、弛緩しきった空気の素晴らしさよ。延々と続いている以降の作品もひっどいが、やっぱりこのパート1が…

マイティ・ジョー

ディズニー作品だけあって安心設計。悪役は悪を貫くし、ヒーローとヒロインは常に善い行いを。B級映画でよく見る、いい人がケアレスミスでトラブルを起こしてしまうという流れはない。 アニメで培ったであろう、状況や登場人物たちの関係を一枚の絵で即座に…

小説家を見つけたら

あれー……。前に見たときは結構感動したんだけど、こんなにアンリアルな話だったっけか。 タイピングの音を聞いただけで書き手が乗ってるか否か判断し、「文章を書くコツは考えずにハートで書くこと」とうそぶいて猛烈なスピードで名文を書き上げ、くすぐった…