トゥモロー・ネバー・ダイ

 日曜洋画劇場
 世界情勢を反映した旬の悪役が登場することで知られる007シリーズ。1998年公開の今作は、メディア王が第三次世界大戦勃発を企てる設定。それを英国諜報部員ジェームズ・ボンドが八面六臂の活躍で阻止するわけだが、いやーどーでもよかった。

 最新の舞台設定を設えてるだけで、展開はいつもと同じ型を踏襲している。既に007は『男はつらいよ』みたいなシリーズ固定ファンのためのものであって、外野が見てもしょうがないところまで行っちゃってるかもしれない。ジェームズ・ボンドはイギリスの寅さん。