ボルケーノ

 日曜洋画劇場
 基本的にはパニックサスペンスなのだが、恐怖対象がゆ〜っくりと流れてくる溶岩なので、パニック要素弱し。溶岩の流れていく地域住民は全員避難済み。市街地の家屋の損傷を抑えろ! っていうサスペンスなので、他の災害パニックもので見る、一瞬でたくさんの人命が奪われてしまう恐怖感はなかった。
 むしろ主人公トミー・リー・ジョーンズと娘の結びつきであったり、迫りくるマグマに立ち向かっていく人々の、命を賭した闘いぶりの方がメイン。美しき滅私奉公の精神が見れる熱い映画だった。

 ただ、娘とか幼児とか保護しなきゃいけない人が危険な目に遭うときは、やむを得ず巻き込まれたって態にして欲しい。なのにこういう映画って決まって、そいつら自ら危険な場所に行っちゃうのよねー。