ツインズ

 遺伝子を操作して、優れた部分だけを寄せ集めてできた人間がシュワルツェネッガーってかい。ずいぶんとマッチョですなぁ。
 そのキャスティングだけでも分かることだが、思想的にもマッチョなとこのある映画だった。家族愛を大事にし、正しい行いを心がけ、ドタバタやってるうちにハッピーエンド。それはそれで楽しいんだけど、あまりに単純で深みがなかった。ほんの些細な悩みを抱えた途端、「俺ノイローゼだ!」つって精神科にかけこみそうな人の作った映画。パワフルではある。